好走スポットとフロック
おはようございます。
今日は穴馬を狙う上で大切な基礎知識についてお話ししたいと思います。競馬は難しいもので、科学のように正しい理論があるわけではありません。ですので、あくまで理論の1つという観点で読んでいただければと思います。
まず、穴馬とは…
そう人気薄の馬ですよね。
では"なぜ人気薄なのか?"ということを考えたことがあるでしょうか?
"弱いから"
こう答える方はおそらく本命党の方でしょう。半分正解で半分不正解だと私は思います。
私を含め穴党の人は違う答えだと思います。"近走の着順が悪いから"ですね。(これも半分正解で半分不正解だと思います。)
穴党の人が優れているということでは決してありません。弱い馬を理由がある穴だと思って買った結果、馬がただ弱かったなんてことはザラにあります(笑)
弱いと思う馬をバッサリ弱いと言い切るのは本命党の方のメリットですよね。無駄な思考を省けますし、要らない点数買わなくて済みますから。
先ほどの半分不正解という考え方を穴馬ハンターの立場からお話しします。今日のタイトル"好走スポットとフロック"に関わってくるお話です。
まず、好走スポットとは何か?というお話です。
ゴールドシップを例に説明すれば分かりやすいでしょうか。
宝塚記念連覇、阪神大賞典3連覇、有馬記念に菊花賞など輝かしい成績を残したトップホース。ですが古馬になってから東京のレースでは全くと言っていいほど実績を残せませんでした。
何故でしょうか?
ゴールドシップさん、重戦車のようなドシドシ走るタイプのお馬さんで阪神内回り(宝塚記念)や中山内回り(有馬記念)のような上がりのかかるレースにめっぽう強く、逆に切れ味の求められる東京のレースは不得意でした。
これが好走スポット。人間にもありますよね。数学が得意な人、国語が得意な人etc。お馬さんにも1頭1頭個性があります。走り方、脚の長さ、繋ぎに蹄など。その個性にあった好走スポットがあります。芝・ダート、短距離・長距離はわかりやすいですね。その他には瞬発力勝負と持久力勝負や馬が隣にいるとダメなど。
その好走スポットにはまらないレースが続いて"近走の着順が悪い"。そんなお馬さんが好走スポットに出走した時、それが穴馬の出現するタイミングです。
わかりやすい例えでいうと
①芝馬がダートで連続凡走した後の芝変わり
②逃げ馬が逃げられず凡走した後のレース
この辺りでしょうか。力を発揮できるポイントと発揮できないポイントを各馬理解できれば穴馬は取れます。
もう一つのタイトル"フロック"についてです。人気薄が勝った時なんかによく使われる言葉ですよね。サニーブライアンのダービーが1番有名でしょうか。
実況の「これはもうフロックでも何でもない!!」というのはとてもキャッチーなフレーズですね。フロックとはなんぞや?ですが、"たまたま勝った、まぐれで勝った"という意味ですね。ここからは私の持論ですが、フロックなんてものは存在しないと思います。
剣術の指南松浦静山の言葉に"勝ちに不思議の勝ちあるも、負けに不思議の負けなし"という言葉があります。プロ野球の野村克也監督が使ったことでも有名な言葉です。ここの考え方は少しややこしいので次回詳しくご紹介します。
"好走スポットとフロック"第1弾のお話でした。次回(来週予定)をお楽しみに。