最近のミルコ・デムーロ騎手について
お疲れ様です(*^▽^*)
今日は最近巷では干され気味と話題のミルコ・デムーロ騎手についてのお話。
かつては日本馬初のドバイワールドカップ制覇をヴィクトワールピサと共に成し遂げ、観覧競馬の天皇賞秋では陛下の眼前で勝利し、エイシンフラッシュを従えて下馬敬礼。など華やかさを代表する騎手でした。ルメールと共に外国人騎手初のJRA騎手免許取得後は"平場のルメール、重賞のデムーロ"と言われ勝負強い騎手の代表でした。
ですが、ここ2.3年はすっかりルメールとは差がついた印象で、特に今年の後半は掲示板やTwitterなどでも心配されるほど存在感が薄くなってしまいました。
今回はレース回顧から見る最近のミルコ・デムーロ騎手の騎乗ぶりを客観的に考察してみました。
先週のミルコの成績は以下。
お世辞にも褒められた成績ではなく一度も人気を着順が上回ることはできなかった。
内容を見てみると、
サウンドトラック:出遅れ→後方まま
サトノディード:出遅れ→まくり→ガス欠
エスポワール:先行→残す
マルーンエンブレム:先行垂れ(ここ3走差し追い込み)
マッチャパフェ:超ハイペース逃げ馬に絡みに行く→ガス欠
トモジャタイクーン:無理やり出ムチ叩いて先行→ガス欠(長距離の差し馬)
ベステンダンク:終始外回し4角ガス欠(枠なりで仕方ない面もある)
レッドクーゲル:出遅れ→後方外まくり
となかなか中身もない負け方が多かった。
ピンと来る方もいるかもしれませんが、騎乗ミスの仕方が同じです。出遅れ、早仕掛け、ぶんまわしでガス欠(たまたま先週がそうだったのかもしれないが、最近はこういう傾向があるように見える)
外から要らない動きをしている騎手がいるな…と思ったらミルコであることが多かった。
最近のミルコは先行の意識が強すぎて馬をガス欠させてしまう騎乗が多い。ただ、もともとスタートが上手な騎手ではないので出遅れているのに無理やり先行orコーナーで取り敢えずまくりをさせてガス欠というレースになってしまう。
結果が出ない時期で焦っているのかもしれないが、"とりあえず前に行けば合格"といった減量騎手クラスに求められているような騎乗が多く見受けられる。これでは新馬や未勝利など下級条件では勝ててもOPなどでは勝てない。
実際、中央重賞勝利はオークスのラブズオンリーユーまで遡るし、OPクラスの勝ち鞍もオークス以降ゼロである。
勝ち鞍の半数は未勝利戦で勝ち鞍のほとんどは逃げ先行。他に競ってくる騎手がいたら共倒れという博打のような騎乗が多い。
もちろん先行の意識が高いことは馬場の速い現代競馬では素晴らしいことではあるが、いまいちデムーロにはフィットしていない。
もともとミルコは"動の騎手"ではあるが、全盛期はそれでも馬のリズムを崩さず仕掛けどころも一級品だった。
正直、今のデムーロは買いにくい。特に差し馬は無理やり先行したり、タイミングの悪いまくりを入れることが見受けられる。
もう少しドンとインで構えて直線狭いとこでも割ってこれる勝負強くて輝かしいデムーロ騎手の騎乗をまた見たい。
馬質は確かに少し下がったとは思うが、まだまだトップ騎手並みの恵まれた馬が多く回ってきている。ここが正念場、また一から出直すくらいの気持ちで這い上がって欲しい。
もともと華のある目立つ騎手。
応援している📣