有馬記念回顧〜進撃の3歳世代

おはようございます。

昨日の有馬記念は皆さんいかがだったでしょうか？

私は愛すべきクリンチャーは15着惨敗でしたが、福永騎手は攻めた騎乗で文句はありません。正直少なくとも今日に関してはベストな騎乗だったと思います。前には厳しい展開でしたが、そういう展開でこその馬なのであれで来れないというのは海外帰りの疲れもあったのかな…

来年は阪神大賞典→天皇賞・春→宝塚記念だと思うのでまだまだ来年も穴を開けてくれるまで追いかけます（笑）

多分勝負所で下り坂の京都外回り向きだと思うので大きく狙うのは天皇賞・春かな。

さて、レースの回顧へ行きましょう。

有馬記念 2.32.2 60.8-60.3(-0.5)ミドル

6.8-11.6-11.8-11.9-12.2-12.8-12.6-12.2-11.6-11.8-11.8-12.2-12.9

最初から最後まで淡々とほぼ緩まないラップ。L5最速の全くキレの必要のないレースになりました。キセキが若干離してのラップなので本隊は少しずれますが、ロンスパ戦になりました。

ではスタートから見て行きましょう。

【スタート〜1周目4角】

ミッキーロケットが好スタート。

対して青丸の3頭が後手を踏みました。クリンチャー、ミッキースワロー、まぁこの2頭はいつものことですが、キセキも地味にスタート後手を踏んでいるんですよね。

クリンチャー福永は内枠の恩恵もあり、ポジションを主張して好位ポケットに入れました。これは良い騎乗だったと思います。正直もらったと思いましたね。

好スタートのミッキーロケットと後手を踏んだがリカバーしたキセキの2頭は見てわかる通り4〜5頭分外をぶん回しながら速いラップを走る必要がありました。この2頭はこの時点で既にキツイ競馬だったと思います。ブラストワンピース池添はこの時点で好位を取れたのは大きかった。思い切った鞍上の好判断。さすがグランプリ男でした。もちろん馬も強かったです。

【1周目スタンド前直線】

ここは普段動きも少ないところで割愛するところですが、さすがミルコ。と思うところがあったのでご紹介。短い直線のところで明らかに意識的にラチ沿いに潜り込んだ。しかも縦のポジションは保ったまま。こういうところがミルコの素晴らしさ。結果的に内にいる恩恵の少ないレースであり、8着でしたがこういう一つ一つの所作に工夫や上手さというものが出るものです。さすがです。

【2周目3角〜4角】

やはりグランプリだけあってみんな上手い。どの騎手もタイトにコーナー回ってそつのない騎乗。そんな中取り上げたいのはアブドゥラ騎手。コーナーの回り方が秀逸で4角内で縦のポジションも申し分ない位置で一発狙う好騎乗でした。上手い外国人騎手の1人だと思いますし、ローカルにも精力的に参加する騎手で頼りになります。また来日してもらいたいですね。

サトノダイヤモンドを買ってた人は満足いくレースだったのではないでしょうか。あれで負けたら仕方ないです。しかし、サトノダイヤモンド産駒が楽しみですね。本馬に似て仕上がりの早い馬が出てくると種牡馬価値の高い馬になるのではないでしょうか。一時代を築いた馬が去るのは悲しいですが、これもまた競馬ですね。お疲れ様でした。

【ゴール前】

残り200mの時点でこんなに後ろの3頭で決まるほど前が止まりました(ラップ的には12.9)。こんな中、さすがに垂れましたが前で残したキセキとミッキーロケットは強かったと思います。この2頭は来年も期待したい。

レース前にもお話ししましたが、キセキの川田騎手はエピファネイアの時から成長しましたね。思い切って自分のペースを作れる数少ない騎手。現在の日本人No.1ジョッキーでしょう。来年もこのコンビは沸かせてくれそうです。

ミッキーロケットもいい競馬でした。和田騎手からの乗り替わりで賛否ありましたが、マーフィー騎手と手があっていだと個人的には思います。早めに動いて持久力勝負に持ち込む形が向いており、キレら脚はそれほどないので格下G3で取りこぼすこともありそうですが、厳しいペースになりやすい来春のG1では共にマークしておきたい。

マーフィー騎手は意思が伝わりやすい騎手ですね。絶対脚余さないマンでウィリアムズ騎手のようなイメージ。今開催は前圧倒的有利馬場でのレースが多かったので狙いにくかったですが、マーフィー騎手が先行馬に乗る際は絶対逃げ馬にプレッシャーかけてくれるので差し決着になりやすいと覚えておくと役に立ちそうです。何回逃げ馬を潰されたか…（笑）いい騎手でしたし多分また来日すると思うので是非。

オジュウチョウサンも頑張りましたね。直線で"勝つか！？"と一瞬でも思わせてくれたのはすごい。鞍上も上手く乗ったと思いますし力負けですが、大健闘。来年は分かりませんが、また障害王者に返り咲いてほしいなぁ。

ブラストワンピースはハービンジャーですし、こういう馬場展開がドンピシャにハマった勝利だったとは思います。

ただ、パドックでは正直"まだ緩く来年の馬"だと思いましたし、この状態でも勝ったという事実は大きい。来年はこの馬の年になるかも…？

これで3歳世代は

秋の古馬混合G1

スプリンターズS 2着ラブカンプー

天皇賞・秋 出走馬なし

エリザベス女王杯 5着 ノームコア

マイルCS 1着 ステルヴィオ

ジャパンC 1着 アーモンドアイ

チャンピオンズC 1着 ルヴァンスレーヴ

有馬記念1着 ブラストワンピース

と凄まじい成績。

年明けの1月も明け4歳勢が重賞戦線掻っ攫っていくかもしれませんね。勝ち馬は美浦ばかりですね…美浦というかノーザンファームですけどね。時代の変化を感じます。

少し長々と書きすぎました…（笑）

まとめとして

来年の次走以降の注目馬は

キセキ、ミッキーロケットです。

あとは

年明けの重賞は明け4歳勢を買いましょう。

おまけに

上手い騎手の多いレースは楽しい。

です。みんなずっと日本にいて！笑

そん時は"ぽた、穴党やめるってよ"

を上映します。(しません)

長々とお付き合いくださりありがとうございました。